材料の組織と特性部会 2050年エネルギー変革に向けた耐熱金属材料の信頼性評価フォーラム
シンポジウム「耐熱金属材料における従来課題とフォーラム活動進捗」開催案内

 耐熱鋼および耐熱合金は、火力発電等の高効率化や低炭素化を目的に、その高強度化・長寿命化技術向上を柱とした研究・開発がこれまで行われてきた。一方、現在、2050年での脱炭素化実現に向けた潮流が激しくなり、火力発電では水素・アンモニア等の新たな燃料利用技術や変動性再生可能エネルギーの出力調整などの新たな運用に対する耐熱部材の信頼性評価が重要となっている。このような背景のもと、当フォーラムでは、耐熱材料の従来課題に関する議論に加え,2050年脱炭素化に向けたエネルギー変革において取り組むべき課題(クリープ疲労・経年劣化及び高温水素環境下での材質劣化)を調査・議論することを目的とした活動を行っている。本シンポジウムでは、耐熱金属材料における現状課題を議論すると共に、本フォーラムで取り組む調査課題の進捗状況について示す。

日時: 2024年3月15日(金)13:15~15:50
場所: 東京理科大学 葛飾キャンパス 講義棟1階104教室(第187回春季講演大会 会場10)
〒125-8585 東京都葛飾区新宿6-3-1
JR常磐線(東京メトロ千代田線)「金町」駅/京成金町線「京成金町」駅下車、徒歩8分
参加費: 無料
申込方法:

完全事前登録制

1)講演大会に参加される方
(講演大会概要集「材料とプロセス」を年間予約された方、あるいは前期または後期(当日)申込をされる方)
→シンポジウムへの参加登録手続きは不要です。

2)シンポジウムのみに参加される方
→併催イベント参加申込ページより参加登録を行って下さい。

併催イベント参加申込ページ
「6. 併催イベント(学生ポスターセッションの聴講、併催シンポジウム)のみ参加申込み」

参加登録の受付期間は、2024年2月16日(金)~3月15日(金)14:00までです。

プログラム:

13:15-13:20 趣旨説明
小林覚(東工大)
13:20-13:50 「Gr.91鋼大型溶接継手の長時間クリープ損傷の非破壊評価」
澤田浩太、谷内泰志、野島健大、木村一弘(NIMS)、木村尭弘、野村恭兵、齋藤規子(IHI)、森田聡(関西電力)、早川弘之(九州電力)、杉内栄夫、大櫃和成、石原潤一(中国電力)、屋口正次(電中研)、西沢孝壽、飯田英男(東京電力HD)、大井浩二(東京パワーテクノ)、西岡智也、江見直哉、岡田浩一(日鉄テクノ)、駒井伸好、林恭平、富永公彦(三菱重工)
13:50-14:20 「固相反応を利用したNi基ODS合金の作製と高温強度」
関戸信彰(東北大)、増本玲(東北大院)
14:20-14:30 休憩
14:30-15:30 「水素・アンモニアを取り扱う際の注意点と材料選定」
森晃一(エア・ウォーター)
15:30-15:50 フォーラム活動進捗報告及び討論
張聖徳(電中研)、小林覚(東工大)
問合せ先:

東京工業大学 小林 覚
E-Mail:kobayashi.s.be@m.titech.ac.jp