計測・制御・システム工学部会シンポジウム(制御技術部会共催)
「データ活用の最前線」開催案内

 目覚ましく発展するデジタル技術のなかで、サイバーフィジカルシステム (CPS) が注目されています。これは実世界(フィジカル空間)の多様なデータをセンサーで取得し、サイバー空間で高度なデータ処理を施して実世界にフィードバックする枠組みです。鉄鋼業においては、広大な工場から取得される時間的および空間的な広がりを持つ複雑なデータを活用し、CPSの考えを具体化させることになります。 本シンポジウムでは、 “AI・機械学習” から“プロセス制御”までの幅広い分野から、データ活用の事例を紹介します。関連する技術とその応用事例を、鉄鋼業での今後の開発の一助にしていただければと考えております。多くの皆様のご参加をお待ちしております。

主催: (一社)日本鉄鋼協会 学会部門 計測・制御・システム工学部会 / 生産技術部門 制御技術部会
日時: 2024年6月6日(木)14:35~17:45
場所: 倉敷アイビースクエア フローラルコート
〒〒710-0054 岡山県倉敷市本町7-2
TEL: 086-422-0011(代表)
定員: 90名
参加費: 無料
参加申込:

シンポジウムへ参加される方は、事前にE-mailで氏名・会員番号(非会員の方は不要)・勤務先・所属・住所・電話番号・E-mailを明記の上、下記までお申し込み下さい。
なお、定員内であれば申込受付の確認の連絡は致しませんのでご了承下さい。

※計測・制御・システム工学部会シンポジウムに申し込んで頂いた方は、制御技術部会 特別講演の聴講も可能となります。

申込期限: 2024年4月19日(金)

プログラム:

座長:九州大学 大学院システム情報科学研究院 蛯原 義雄
14:35-14:40 開会の挨拶とシンポジウム趣旨説明
14:40-15:35 「データサイエンスによる高機能性材料の研究・開発・評価・製造」
明治大学 理工学部 准教授 金子 弘昌
化学・化学工学の分野において様々なデータが蓄積されつつあり、そのデータを解析する動きが活発になっている。一方で、研究所での実験結果、高機能性材料の開発データ、化学・産業プラントにおける様々な製品の製造データなど、蓄積されたデータを十分に活用しきれていない状況も存在する。データ化学工学研究室では、様々な高機能性材料のデータをコンピュータでデータ解析・機械学習し、その中に隠れている関係性を見つけモデル化し、そのモデルにもとづいて未知の化学構造・材料・製品を評価したり、設計したりしている。さらに、各種装置や化学プラントにおいて高品質の製品を安定的に製造するため、測定が困難なプロセス変数の値をプロセスデータから予測し、管理・制御する技術の開発をしている。本講演ではデータサイエンスにより高機能性材料の研究・開発・評価・製造を支援する方法を解説し、様々な応用事例について紹介する。
15:35-16:30 「世界モデルのロボティクス応用に向けた取り組み」
日本電気株式会社 データサイエンスラボラトリー 大山 博之
「世界モデル」は、世界・環境から観測したデータから世界の構造を学習によって獲得することで、行動により世界がどう変化するかを「予測」する技術です。世界モデルをロボットに活用することで、実世界の構造や常識を理解した上で、未知環境でも将来を想像しながら行動を決定する、自律制御が実現できると期待されています。本講演では、世界モデルのロボティクス応用に関する技術説明を交えながら、物流倉庫へのロボット導入に向けた取り組みについて研究成果をご紹介します。
16:30-16:40 休憩
16:40-17:35 「12段クラスター型圧延機における深層学習を用いた形状制御技術の開発」
JFEスチール株式会社 圧延加工プロセス研究部 北村 拓也
冷間圧延における形状制御は、圧延機出側での実測値と影響係数を用いたフィードバック制御によって行われるのが一般的であるが、ワークロール径の小さい12段クラスター型圧延機等においては、目標形状を得るための形状制御アクチュエータの組み合わせが複数存在する等の課題がある。今回、データを学習することで制御則を獲得する深層学習を用いて、オペレータの形状制御アクチュエータ操作量を学習・出力する形状制御システムを実機導入した。
17:35-17:45 総合討論

※講演順およびタイトルは変更する場合がございます。

申込・問合わせ:

JFEスチール株式会社 スチール研究所 松下 昌史
Tel:044-322-6438
E-mail:mas-matsushita@jfe-steel.co.jp