材料の組織と特性部会では、2020年度に新たに2つの自主フォ-ラムを設置いたします。2020年度設置の自主フォ-ラムの活動期間は2020年3月1日から2022年2月28日までの2年とし、特に活動の継続を必要とする場合には更新することもあります。参加ご希望の方は下記の世話人に直接ご連絡下さい。
なお自主フォーラム提案は随時受け付け、審査を行います。本部会登録会員5名以上の発起人による申し出により提案ができますので、ご希望の方は日本鉄鋼協会の下記問合せ先へご連絡下さい。 |
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1. | 「塑性誘起損傷と破壊に関する力学と組織学」自主フォーラム
趣旨:き裂・ボイドの発生と成長を塑性ひずみと金属組織発達の観点から考える。塑性変形が重要視される破壊現象としては、典型的な延性破壊の他、塑性変形限界、金属疲労、水素脆化などが挙げられる。これら破壊現象に関連して、(1)き裂発生前駆現象としての局所ひずみ集中と組織発達、(2)き裂面形成における塑性変形の役割、(3)塑性変形が寄与する場合のき裂進展クライテリア、(4)き裂進展のトリガーとなる金属組織発達、(5)これら現象の解析に必要なパラメーターの測定技術、について本自主フォーラムにて討論する。
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2. | 「鉄鋼の拡散による組織形成の理解」自主フォーラム
趣旨:侵入型合金元素である炭素を主要添加元素としながら,置換型合金元素も積極的に活用する鉄鋼材料においては,それぞれの添加元素によって相安定性が変化するだけでなく,侵入型/置換型合金元素の拡散速度の大きな差異に起因して相変態挙動も複雑に変化する.本フォーラムでは,実験ならびに計算科学の両側面から析出や相変態など拡散が関与した組織の形成およびこれに伴う力学特性の変化について産学が連携して議論を行う.
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問合せ先:
日本鉄鋼協会 学術企画Gr. 亀井 TEL.03-3669-5932、E-mail:kamei@isij.or.jp |