シ ン ポ ジ ウ ム


社会鉄鋼工学部会
9月23日 第5会場
「鉄の歴史-その技術と文化-」フォーラム
九州地域の古代から近代の製鉄技術発達史
〔シンポジウム資料は開催当日会場入口にて頒布,参加費:2,000円〕

司会:佐藤公昭(フォーラム幹事)

9:50~10:00 開会挨拶                                     フォーラム座長 高橋禮二郎(東北大)

司会:寺島慶一(千葉工大)

10:00~10:40

「幕末薩摩期の製鉄・鋳砲技術を訪ねて-反射炉・高炉跡の発掘調査から-」

 

*長谷川雅康、渡辺芳郎(鹿児島大)

10:40~11:20

「官営八幡製鉄所設立時の技術的、経済的諸問題」

 

清水憲一(九州国際大)

11:20~12:00

「八幡製鉄所創業期におけるレールの製造法と材質」

 

*桝本弘毅(元新日鐵)、西尾一政、山口富子(九工大)、岡崎睦(フジコー)

司会:大澤正己(KTR)

13:00~13:40

「東アジアの古代鉄文化-生産技術を中心として-」

 

笹田朋孝(愛媛大)

13:40~14:20

「九州の製鉄原料について-古代から現代まで-」

 

井澤英二(九大名誉教授)

14:20~15:00

「荒尾地域(小岱山)の製鉄遺跡」

 

勢田廣行(荒尾市教育委員会)

司会:井澤英二(九大)

15:20~16:00

「九州の鉄生産遺跡」

 

大澤正己(九州テクノ)

16:00~16:40

「九州各地の砂鉄と製鉄技術の関わりについて」

鈴木端穂(九州テクノ)

16:40~16:50 閉会挨拶                       井澤英二 (九大名誉教授)

 


9月24日 第5会場

「鉄鋼産業の環境貢献」フォーラム
「マテリアルビジョン2100-素材の長期的戦略的使用を考える」
〔シンポジウム資料は開催当日会場入口にて配布,参加費:無料〕

座長:稲葉敦(東大)/副座長:中村崇(東北大)

13:00~13:05 主催者挨拶                                                   稲葉敦(東大)

13:05~13:35

2050年へ向けた鉄鋼需給バランス及び地球温暖化抑制シナリオについて」  

 

小田潤一郎(RITE)

13:35~14:05

2100年に向けた鉄鋼業での原燃料事情とその対策について」

 

長野研一(新日鐵)

14:05~14:35

「鉄鋼材料を中心としたMn、Zn、P、Cu、等のマテリアルフロー」

 

長坂徹也(東北大)

14:50~15:20 

「世界鉄鋼蓄積量の解析」            

 

小澤純夫(東大)

15:20~15:50

「自動車など製品における素材代替性の評価」

 

潮田浩作(新日鐵)

15:50~16:20

「国際マテリアルフロー」

 

原田幸明(物材機構)

16:20~17:00

総合討論

 


創形創質工学部会
9月23日 第8会場
若手フォーラムシンポジウム
鉄鋼ものづくり」のおもしろさを探る
〔シンポジウム資料は開催当日会場入口にて配布,参加費:無料〕

13:00~13:05

開会挨拶、趣旨説明

フォーラム主査 吉田佳典(名大)

13:05~13:45

「高機能鉄鋼製品開発のための新たなアプローチ
主役は材料組織制御でなく構造設計技術との融合」

中澤嘉明(住金)

13:45~14:25

「鉄鋼生産プロセス-その多彩な技術領域-」

 

植野雅康 (JFE)

14:25~15:05

「鋼管研究と機械工学」

 

菱田博俊(新日鐵)

15:20~16:00

「鉄鋼就職日記」

 

藤井康之  (神鋼)

16:00~16:40

「ステンレス鋼をつくる技術と人たち」

 

福田紀之  (日新)

16:40~17:00

総合討論

 

 

材料の組織と特性部会
9月23日 第15会場
「構造材料の組織と破壊」フォーラム

構造材料の組織と破壊特性研究

〔シンポジウム資料は開催当日会場入口にて頒布,参加費:1,000円〕

座長:萩原行人(上智大)、副座長:粟飯原周二(東大)、高島和希(熊本大)

13:00~13:05 開会挨拶                                             座長 萩原行人(上智大)

13:05~13:35

「鋼のへき開破壊発生機構と課題について」

 

粟飯原周二 (東大)

13:35~14:05

「鋼のへき開破壊強度に及ぼす塑性拘束と温度の影響について」

 

田川哲哉 (名大)

14:05~14:35

「不純物元素の脆性破壊に及ぼす影響」

 

花村年裕 (物材機構)

14:35~15:05

「疲労き裂伝播に及ぼす組織の影響について」

 

勝田順一 (長崎大)

15:15~15:45

「低炭素オーステナイト系ステンレス鋼の加工硬化材の組織と強度解析」

 

長島伸夫、早川正夫 (物材機構)

15:45~16:15

SSRTを用いた高強度鋼の遅れ破壊特性評価と大気腐食による水素侵入の検討」

 

秋山英二 (物材機構)

16:15~16:45

CSRT法による高強度ボルト鋼の遅れ破壊特性」

 

萩原行人 (上智大)

16:45~16:50 閉会挨拶                                           副座長 粟飯原周二東大)


 

自動車用材料共同調査研究会
ハイテンハンドブックWG活動成果報告会

9月23日 第14会場

自動車用材料シンポジウム

自動車用高張力鋼板とその利用技術 -ハイテン活用のガイドライン-

〔ハイテンハンドブックをシンポジウム資料として開催当日会場入口にて頒布,参加費:3,000円〕

座長:菊池正夫(九大)、榎学(東大)

13:00~13:05 開会挨拶および主旨説明                                       武智弘(福岡工大)

13:05~13:45

(第1章)ハイテン開発の歴史と現状

 

吉永直樹(新日鐵)

13:45~14:25

(第2章)ハイテンの種類と特性面の特徴

 

瀬戸一洋(JFE)

14:25~15:55

(第3章)ハイテンの特性評価方法と利用に伴う問題

14:25~15:05

成形性について

 

水井直光(住金)

15:15~15:55

その他の各種性能について

 

石田恭聡 (マツダ)

15:55~16:35

(第4章)自動車部品適用面でのハイテンの性能比較

 

鷲見洋介 (トヨタ)

16:35~16:50

総合討論(今後の動向を含む)                               臼田松男(金沢大)

16:50~16:55 閉会挨拶                                                    榎学東大)

 

 

環境・エネルギー工学部会
9月24日 第6会場

「グリーンエネルギー」フォーラム

CO2分離回収技術の最新動向

〔シンポジウム資料は開催当日会場入口にて頒布,参加費:2,000円〕

司会:村上太一(東北大)、西村哲也(新日鐵)

13:00~13:10 開会挨拶                                                   柏谷悦章(北大)

13:10~13:50

CO2分離・回収・隔離技術最新状況」

 

小野田正巳 (RITE)

13:50~14:30

「鉄鋼プロセスにおけるCCSの位置づけと課題」

 

有山達郎 (東北大)

14:40~15:20

「製鉄におけるCO2削減プロジェクトと世界の動向」

 

武田幹治( JFE )

15:20~16:00

「CO2分離回収技術の鉄鋼プロセス適用への一検討」

 

西村哲也 (新日鐵)

16:00~16:40

「石炭火力におけるCO2削減技術開発への取組み」

 

気駕尚志(JCOAL)

16:40~17:00

総合討論

 


評価・分析・解析部会

9月24日 第17会場

評価・分析・解析部会集会

特別講演「液液界面電気化学と溶媒抽出

13:10~14:10 講師:木原壯林(熊本大)

 水溶液/有機溶液間に電位差を印加すると、両溶液の間をイオンや電子(電荷)が移動し、電流が流れる。その様子を電流―電位差曲線(電荷移動ボルタモグラム)として観測すれば、界面での電荷移動エネルギー、移動速度、吸着などの知見が得られる。また、ボルタモグラムに立脚して、電荷と溶媒、電荷と電荷、溶媒と溶媒の相互作用も議論できる。

 一方、キレート抽出、イオン対抽出などの溶媒抽出においても、水溶液/有機溶液間を電荷が横切る。溶媒抽出は、抽出試薬との錯生成反応によって促進された目的イオンの界面移動が、対イオンや水素イオン(ときには電子)の界面移動と共役するとき実現する。

本講演では、①水溶液/有機溶液界面電荷移動ボルタンメトリーの概略を、溶媒抽出に関わる目的イオン、対イオンおよび水素イオンの界面移動ボルタモグラムを例にして解説する。また、②これらのイオン移動ボルタモグラムを表す理論式を組み合せれば、溶媒抽出分配比を、目的イオン、対イオン、水素イオンの標準界面移動自由エネルギー、目的イオンの錯生成定数、抽出試薬の酸解離定数、目的イオンと対イオンのイオン対生成定数などによって定量的に表現できることを明らかにし、④このことを、実測の分配比を参照して、実証する。

以上の他、水溶液/有機溶液界面に印加した電位差によって溶媒抽出を実現する“電解溶媒抽出法”を紹介するとともに、イオンの膜透過反応についても、水溶液/有機溶液界面電荷移動ボルタンメトリーの視点から、考察する。

 

 

材料工学教育研究集会

「今われわれは何処にいるのか―全材協と材料科学工学の歴史と現在―」

9月25日 熊本大学 大教センター棟2階E205(金属学会L会場)

主催:全国大学材料関係教室協議会

共催:(一社)日本鉄鋼協会、(社)日本金属学会、材料連合協議会

 全国大学の材料関係の教室および大学院専攻を会員とする「全国大学材料関係教室協議会(全材協)」の会則は昭和36(1961)年10月26日に制定されています。これは全材協がまだ前身の「全国大学金属関係協議会(全金協)」と称していた頃のことです。全金協の正式な設立年月日ははっきりしていませんが、この会則制定日からでも、47年が経とうとしています。

 また会則には、「この会は会員相互の連携と親睦、および材料学教育の発展を図ることを目的とする。」とうたわれていて、長い歴史の中ではいろいろな活動が行われてきたようです。例えば、1980年には科学映画「金属―ミクロの世界―」が全金協の企画で岩波映画において製作されています。

 今回は、全材協と材料科学工学について知ろうということで、映画「金属」を上映するとともに、長い経験を持たれている会員と会長経験者に講演をお願いしています。今われわれの置かれている位置を知るよい機会になることを願って企画しました。

司会 碓井建夫(阪大、全材協副会長)

13:00~13:10 開会挨拶                                  黒田光太郎(名大、全材協会長)

13:10~13:35

映画「金属―ミクロの世界―」上映

13:35~14:15

「金属と全金協・全材協との長い付き合い」

 

小松伸也(関西大)

10分休憩―

14:25~15:15

「金相学の誕生と材料科学への発展」

 

小岩昌宏(京大名誉教授)

15:15~15:20 閉会挨拶                                  吉田豊信(東大、全材協副会長)

 

 


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