主催:(一社)日本鉄鋼協会関西支部・(公社)日本金属学会関西支部
テーマ1 「金属材料の腐食損傷の基礎とその評価」
開催日時:平成30年1月17日(水) 10:00~17:30 開催場所:(一財)大阪科学技術センター 7階 702号室 (大阪市西区靱本町1-8-4) (プログラム) 10:00~12:00 【講 義】 水溶液腐食の基礎(大阪大学・藤本先生) 13:00~14:20 【講 義】 電気化学測定の基礎(大阪大学・土谷先生) 14:30~16:20 【講 義】 金属材料の腐食損傷の評価法(関西大学・春名先生) 16:25~17:00 【講 義】 材料損傷データの確率・統計処理(大阪大学・藤本先生) 17:00~17:30 【質疑・応答】
【内 容】
金属材料を使用するに際して、その機能や機械的強度に関心がもたれがちですが、実環境では様々な損傷を生じ、思わぬ事故や不良品の発生につながります。本セミナーでは金属材料の水溶液環境での腐食損傷について、電気化学の基礎から、孔食、応力腐食割れ、すき間腐食など各種腐食損傷の形態・生成機構について平易に説明いたします。さらに、電気化学測定法の基礎と各種局部腐食損傷の評価法について解説いたします。一方、金属材料の腐食損傷はきわめてばらつきの多い現象です。そこで、確率・統計的なデータ処理法として極値統計(最大値分布)の使い方についても簡単に紹介致します。 | 講 師 :大阪大学大学院工学研究科 藤本 慎司 教授、土谷 博昭 准教授、
関西大学化学生命工学部 春名 匠 教授 募集人員:40名 参加費用:会員20,000円、非会員30,000円、学生2,000円(テキスト代・消費税込み)
テーマ2 「技術者のための鉄鋼材料入門」開催日時:平成30年2月23日(金)9:30~17:30 開催場所:(一財)大阪科学技術センター 8階 小ホール (大阪市西区靱本町1-8-4)
(プログラム) 9:30~11:30 【講 義】 鉄鋼材料基礎 〜鉄鋼材料の魅力とその科学(京都大学・辻先生) 12:45~14:45 【講 義】 鉄鋼材料の力学特性 〜変形の基礎と高強度鋼(千葉工業大学・寺田先生) 15:00~17:00 【講 義】 鉄鋼の熱処理と相変態 〜拡散変態とマルテンサイト変態(京都大学・辻先生) 17:00~17:30 【質疑・応答】【内 容】
現代社会を構成する基盤として、金属を中心とする構造材料は極めて重要です。そして社会および科学技術の高度化と安全性向上のため、構造材料の力学特性に対する要求はますます厳しくなっています。構造用金属材料の中で鉄鋼材料は圧倒的な使用量を占めますが、その魅力は、極めて幅広い力学特性(強度、延性、靭性など)を実現できる点にあります。鉄鋼材料においては種々の相変態や再結晶などの固相反応によってナノ・ミクロ組織が様々に変化し、それに伴って力学特性を自在に制御することができるのです。本セミナーは、鉄鋼の熱処理、組織と力学特性に興味があるが大学の材料工学(金属工学)系学科での系統的な講義を受けていない企業の若手・中堅研究者および学部学生・大学院生のほか、学生時代に講義を受けたが再度学習したい方々を対象とし、鉄鋼材料への理解を深めていただくことを意図した基礎講座です。「(1)鉄と鋼の基礎とその魅力」から説き起こし、「(2)金属結晶の変形と鉄鋼の力学特性」を講義したのち、幅広い力学特性を生じる元となる「(3)加工・熱処理に伴う鉄鋼材料の様々な相変態」を解説します。 | 講 師 :京都大学工学研究科 辻 伸泰 教授
千葉工業大学工学部 寺田 大将 准教授 募集人員:55名 参加費用:会員20,000円、非会員30,000円、学生2,000円(テキスト代・消費税込み)
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