このように、中長期的に、所要原料を安定的に確保していく上で、色々な課題が見えてきている状況を整理して、今そして今後何をしなければいけないのかといった点を考察してみたいと思います。
本セミナーでは、焼結プロセス、ペレットプロセス等の製銑事前処理プロセスをターゲットに、省CO2省エネルギーに結びつく鉄鉱石資源の有効利用方法をご提案いただき、得られる成品(焼結鉱、ペレット等)の品質(被還元性、還元粉化性、歩留等)も考慮した上で、将来(10~15年後)の鉄鉱石使用技術の目指すべき姿、方向について議論する。
②「抜本的な省エネルギーを可能とする鉄鉱石処理プロセス」提案
最近の鉄鋼業を取り巻く環境や状況を踏まえ、それらを克服するための製鋼プロセスにおける課題と対応策を述べて下さい。下記の2項目(①、②)に対して、キーワードを参考に、現状の課題と革新的高品質鋼製造を可能とする製鋼プロセス・技術を提案してください。提案にあたっては、関連資料のレビュー、バウチャーを明らかにし、レポートに記載してください。
一方、環境面ではCO2削減のための鋼材の高強度軽量化や、省資源、省エネルギーも強く求められている。斯様な現状を踏まえ、薄板圧延の製造プロセスとして将来あるべき姿を考え、難製造材における安定通板・寸法・材質作り込み技術を含め、今後の日本のミルに求められる次世代製造プロセス技術について議論する。