サステナブルシステム部会 「インフラ劣化診断のためのデータサイエンス」研究会 /「高経年化した鋼構造物の維持管理」フォーラム 共催
「インフラ劣化診断のためのデータサイエンスシンポジウム(I)」開催案内

我が国の道路橋の約半数は1970年代までに竣工されており、今後、一斉に修繕もしくは再建築の投資を行わなければならないと言われています。しかしながら、財政面や体制面は不十分な状況であり、今後の維持管理においては、客観的かつ定量的で低コストの劣化診断・評価技術が求められています。そこで、サステナブルシステム部会では「インフラ劣化診断のためのデータサイエンス」研究会を設立し、多面的な腐食劣化状態の評価と腐食量とを紐付けできるデータベースを構築するとともに、機械学習を活用して画像データから腐食劣化状態を診断・評価可能なモデルを検討する活動を開始いたしました。本シンポジウムでは、研究会における活動内容および進捗内容について報告いたします。なお、本シンポジウムは同部会の「高経年化した鋼構造物の維持管理」フォーラムとの共催で開催いたします。多数の方々のご参加をお待ちしております。

1.日時
2021年9月2日(木)13:00~17:00
2.場所
オンラインWEB会議(第182回秋季講演大会併催)
3.プログラム
13:00~13:10
開会の挨拶
研究会主査 片山英樹(NIMS)
13:10~13:30
顕微ラマン分光法を用いた炭素鋼腐食萌芽過程のその場解析
伏見公志、奥山 遥、辻 湧貴(北大)
13:30~13:50
乾湿繰り返し環境におけるSM490A鋼の腐食速度と腐食形態の解析
菅原 優(東北大)
13:50~14:10
ハイパースペクトル解析による鉄鋼材料の耐食性評価
片山英樹(NIMS)、小林 遼、明石孝也(法政大)
14:10~14:30
大気腐食模擬環境における炭素鋼の腐食形態変化に及ぼす環境条件の影響
多田英司、大井 梓(東工大)
14:30~14:50
鉄さび上での酸素還元挙動の評価
土谷博昭(阪大)
14:50~15:10
3Dインピーダンス法による炭素鋼の腐食挙動の評価
星 芳直、秋元佑作(名工大)
15:10~15:20
休憩
15:20~15:40
乾湿繰り返し腐食試験で鋼上に生成したさびの画像解析
坂入正敏・石井碩生・韓 小楽(北大)
15:40~16:00
大気暴露および腐食促進試験での腐食重量減と外観変化
押川 渡、児玉晃太郎(琉球大)
16:00~16:20
乾湿繰り返し環境における純鉄および鋼材の腐食速度と外観の変化
千葉 誠、河野 姫、野村耕作、兵野 篤、高橋英明(旭川高専)
16:20~16:40
機械学習を用いた大気腐食速度予測モデルの検討
五十嵐誉廣、加藤千明(JAEA)
16:40~17:00
総合討論および閉会の挨拶
研究会主査 片山英樹(NIMS)
4.参加費
無料
5.申し込み
完全事前登録制
1) 講演大会にも参加する方
(講演大会概要集「材料とプロセス」を年間予約した方、あるいは8月19日までに都度予約または非会員予約をする方)
  • シンポジウムへの参加登録手続きは不要です。
  • 講演大会ポータルサイト(8月18日公開)のタイムテーブルから、各ミーティングへ入室できます。
    講演大会ポータルサイトへのアクセスに必要なID、パスワードは、8月中旬以降に事務局より電子メールでご連絡します。
2)シンポジウムのみに参加する方
  • シンポジウム参加申込ページより参加登録を行って下さい。
    (申込期限:8月19日(木)17:00、当日受付不可)
  • シンポジウム会場へのオンライン接続に必要な情報は、8月中旬以降に事務局より電子メールでご連絡します。
6.資料
上記1)または2)で事前登録した方のみ、講演大会ポータルサイトよりダウンロードできます。
問合わせ先:
物質・材料研究機構 構造材料研究拠点 片山英樹
TEL:029-859-2541
E-Mail:KATAYAMA.Hideki@nims.go.jp