協会概要

会長交代について

一般社団法人日本鉄鋼協会は4月21日(火)に2026年度定時社員総会および理事会を開催し、藤田展弘会長に替わり新たに会長(代表理事)として埜上 洋氏が選定されましたので、ご報告申し上げます。

会長(代表理事) 埜上 洋 東北大学 多元物質科学研究所 教授

会長メッセージ

会長の写真

会長就任にあたって

埜上 洋

東北大学 多元物質科学研究所 教授

この度、第59代日本鉄鋼協会会長に選任されました。鉄鋼研究に携わるものとして大変な名誉であると共に、責任の重さに身の引き締まる思いがしております。

本会は、1915年の設立以来110年に亘り、我が国の鉄鋼技術の発展と、それらを担う人材の育成に多大なる貢献をして参りました。私自身も、講演大会等での発表や討論、研究会での活動を通じて多くの先生方、諸先輩、企業の皆様、さらには若い世代の方々と共に研究活動や事業企画などを行う中で、多くのことを学ばせていただきました。微力ではありますが、会員の皆様および事務局のお力添えを頂き、伝統ある本会の発展に精一杯努力して参りたいと存じます。

近年、鉄鋼業界では、カーボンニュートラルの実現やデジタル技術の進展への対応をはじめとした急速な技術開発の推進と並行して、国内製造拠点の集約や再編、グローバル展開が進められてきました。その一方で、多様で複雑な国際関係が資源の囲い込みや世界的なエネルギー需給に関する多大な懸念を投げかけるなど、国内外の経済状況の不確実性、不安定性が増しています。このような環境下においても、鉄鋼業が我が国の経済発展と国際競争力を支える最も重要な基幹産業分野として発展していくためには、世界をリードする技術革新を継続して推進していく必要があり、本会が発足以来培ってきた密接な産学連携の基盤としての役割はますます重要になっています。生産技術部門と学会部門を両輪とする本会の体制は、産側のニーズと学側のシーズを密接かつ有機的に結びつけて新たな技術の開発に導く本会の特徴の一つですが、この機能を一層高めるとともに、異分野との融合や新たな視点の導入を行いながら、連携の更なる活発化を図ってまいります。その一方で、本会では、コロナ禍以降の会員数や講演大会の発表件数の減少が顕著になっています。独創的な発想に基づく継続的な技術革新のためには、人材や知識の多様性を担保するための会員数や講演大会の発表件数の増加を図っていく必要があります。現会員や関連分野の研究者・技術者の皆様に、鉄鋼協会が「鉄鋼に関連した科学と技術についての議論と研鑽のホームグラウンド」であると認識していただけるような協会活動の魅力の向上や、鉄鋼研究以外の分野からも研究者や技術者を引きつけられる鉄鋼研究の魅力の向上と発信にも取り組んでまいります。

講演大会の開催および論文誌の発行は本会の学会としての基本的かつ重要な活動です。講演大会については上述の講演件数に加えて参加人数も減少傾向にあります。対面での意見交換や人的交流に加えて他分野・他領域まで含めた情報収集など、対面で開催される講演大会の価値を再認識して、会員各位のより積極的な発表・参加を望みます。欧文論文誌「ISIJ International」は、鉄鋼分野における世界的に高品質の研究論文が掲載されたオープンアクセス誌です。すでに導入された全掲載論文の早期公開に加えて掲載内容や研究者間の評価に見合った数値的な指標を得られる方策を検討し、国際的プレゼンスと魅力度を更に向上させ、更なる質の向上を図ってまいります。和文論文誌「鉄と鋼」は、鉄鋼分野の最先端技術情報の日本語での迅速な提供という重要な役割を鑑み、その発展に向けて掲載内容の更なる充実化を継続推進してまいります。

次世代の鉄鋼研究者・技術者の育成は本会が果たすべき重要な使命の一つです。鉄鋼業を取り巻く社会・経済的状況の急激な変化に対応するために多くの人的資源が必要となる中で、少子化、DX化、働き方改革などが同時に進められるなど、優れた鉄鋼研究者・技術者がこれまで以上に求められることが予想されます。本会では、その育成に対して、学生から企業の若手・中堅に至るまで広範かつ連続した手厚い内容の教育プログラムを実施してまいりましたが、更に鉄鋼学園人材開発センター事業を継承することとなりました。この事業の円滑な立ち上げに加えて、既存の育成事業との相乗効果が期待できる運営方法の策定を進めて参ります。

日本鉄鋼協会の活動が、会員の皆様の研究開発活動、また日本の鉄鋼業の更なる発展につながるよう努めてまいりますので、会員各位の多大なるご支援・ご協力を賜りますよう重ねてお願い申し上げます。

日本鉄鋼協会とは(歴史・歴代会長)

日本鉄鋼協会は大正4(1915)年2月6日に設立され、令和7(2025)年に創立110周年を迎えた歴史と伝統ある学会です。
初代会長の野呂景義博士をはじめとする創立に携わられた方々が掲げた「鉄と鋼に関する学術技術などの諸問題を調査研究し、わが国における鉄鋼業の振興を期する」ことを目的とし継承してきました。その活動の基本理念は、平成20(2008)年の公益法人制度改革後、一般社団法人となった後も引き継がれ、学術と技術、産官学、国内と海外、鉄鋼と他の分野、鉄鋼企業、これら5つの観点からの交流と連携の維持・発展を目指し現在も歩み続けています。

活動内容

概要

本会は個人会員約8,000人、維持会員(企業・団体)約170から成る学会です。本会の組織は個人活動をベースとする学会機能と、維持会員会社社員の活動をベースとする業界の技術会的機能の両面を合わせ持っていることが特徴といえます。組織は総合企画、学会部門、生産技術部門と3つに分かれ、それぞれの主な活動は以下のとおりです。

日本鉄鋼協会 組織図(PDF)

(1)総合企画

「総合企画」は、協会全般に関わる重要事項の企画や、学会部門と生産技術部門の融合調整等、協会活動の総合的推進をはかっています。助成および表彰事業により、鉄鋼に関する学術・技術の奨励を行い、会員へ種々の情報発信を行う「会報」発行、また会員増強をはかるため、会員サービスの一層の向上に努めています。育成委員会では、ものづくりの視点で小・中・高校生を対象に、また専門的実学教育の視点で大学、企業技術者、研究者を対象に一貫した人材の育成を図る諸企画を実施し、さらに、鉄鋼科学技術の発展のための教育、育成活動の企画、推進を行っています。国際交流活動は、鉄鋼および境界領域に関する国際的な学術技術の交流と友好を図ることによって、我が国鉄鋼の学術技術の発展に寄与することを目的として、積極的展開を推進しています。地域に密着した7支部による活動の支援も積極的に行っています。

(2)学会部門(学会機能)

学会部門は、会員相互のGive and TakeとVolunteer精神に基づく活動に基盤を置き、鉄鋼に関連する学術・技術の情報発信、研究成果発表、研究活動および研究交流等を通じ、学術・技術の発展を目指しています。このため各種委員会・部会を置いて、会員の期待・要望に応える体制をとっています。具体的には、会員の研究成果の公表を行う「論文誌」発行のための委員会、「講演大会」を開催するための協議会、研究および研究交流活動を実行する委員会などです。また、学会部門の中核をなす学術部会は、多様化・深化する学術・技術の種々の分野に迅速かつ柔軟に対応するための諸活動を行っています。

学会部門組織図(PDF)

(3)生産技術部門

生産技術部門では、維持会員相互および産学官の密接な連携のもとに、技術部会の技術交流、技術検討会活動、更には分野横断的技術検討部会活動等を通じて、実効のあがる技術創出活動を行っています。

会員種類と会員数

会員の種類

名称 資格 年会費(円) 入会金(円) 会員数(名)
('26年4月)
名誉会員(個人) わが国の鉄鋼業に関し、功績名望ある方のうちから推挙される。 ★80
賛助会員(個人) 多額の寄付をした方、またはとくに本会に対し功労のあった方のうちから推挙される。 20
維持会員(法人) 日本国内にある法人、団体。会費額は維持会員規程に基づく。 ☆5口以上 167
正会員(個人) 日本国内に在住する方。 9,800 900 6,417
準会員(個人)

日本国内に在住し、正会員に準ずる方。最長10年まで。以下の項目を除き、正会員と同等です。

  1. 1.代議員選挙権
  2. 2.代議員候補者
  3. 3.研究費・助成金の受給資格
  4. 4.表彰の被推薦資格
  5. 5.一部のセミナー等の参加資格
4,900 1,027
学生会員(個人) 日本国内に在住する学生の方。 3,000 371
外国会員 外国在住の方。 9,800 900 98
8,180

☆一口の金額は11,000円(消費税等込)
★うち外国在住名誉会員27名

国別外国会員数 (外国在住名誉会員を含む) ('26年4月)
Number of Foreign Members by Country (including Honorary Members) 合計数:124

ASIA 76
CHINA 30
INDIA 1
KOREA 40
TAIWAN 4
VIET-NAM 1
AMERICA 18
ARGENTINA 1
BRAZIL 1
CANADA 5
CHILE 1
MEXICO 1
U.S.A. 9
OCEANIA 6
AUSTRALIA 6
EUROPE 24
AUSTRIA 1
BELGIUM 3
CZECH REPUBLIC 1
FRANCE 1
GERMANY 4
ITALY 1
SLOVAK REPUBLIC 1
SWEDEN 6
SWITZERLAND 1
THE NETHERLANDS 3
U.K. 1
UKRAINE 1

会員数の推移

名誉会員 賛助会員 維持会員 正会員 準会員 学生会員 外国会員 合 計
2000年 2月 75 38 203 8,453 171 357 443 9,740
2001年 2月 79 37 204 8,078 171 364 450 9,383
2002年 2月 80 36 193 7,860 238 359 448 9,214
2003年 2月 81 35 184 7,864 263 367 460 9,254
2004年 2月 85 35 179 7,619 227 311 444 8,900
2005年 2月 85 37 178 8,161 242 293 480 9,476
2006年 2月 86 36 178 8,070 267 369 473 9,479
2007年 2月 86 35 180 8,064 279 348 608 9,600
2008年 2月 86 36 187 8,077 245 381 615 9,627
2009年 2月 88 37 187 8,052 276 450 503 9,593
2010年 2月 87 38 185 7,959 281 433 507 9,490
2011年 2月 88 38 181 7,918 254 453 512 9,444
2012年 2月 87 39 181 7,867 221 429 432 9,256
2013年 2月 86 38 174 7,799 227 415 435 9,174
2014年 2月 87 36 161 7,834 164 400 406 9,088
2015年 2月 89 33 166 7,792 122 361 403 8,966
2016年 2月 88 33 169 7,689 119 402 389 8,889
2017年 2月 80 31 176 7,469 241 368 372 8,737
2018年 2月 80 30 175 7,435 492 373 365 8,950
2019年 2月 76 27 176 7,418 558 406 379 9,040
2020年 2月 75 27 174 7,299 669 386 369 8,999
2021年 2月 76 26 171 6,827 575 294 244 8,213
2022年 2月 76 26 170 6,757 576 293 201 8,099
2023年 2月 77 24 168 6,696 777 316 123 8,181
2024年 2月 77 21 168 6,500 868 386 110 8,130
2025年 2月 78 21 169 6,477 910 408 109 8,172
2026年 2月 76 20 169 6,338 1,000 372 97 8,072
2026年 3月 76 20 165 6,339 1,004 382 99 8,085
2026年 4月 80 20 167 6,417 1,027 371 98 8,180

社員名簿

事務局(本部・支部)

〒103-0025 東京都中央区日本橋茅場町 3-2-10 鉄鋼会館5階
TEL.03-3669-5931 FAX.03-3669-5934

鉄鋼会館アクセス(鉄鋼会館ウェブサイト)


大きな地図で見る
本部事務局(2022.6月現在)
総務グループ admion@isij.or.jp
会員広報グループ members@isij.or.jp
経理グループ finance@isij.or.jp
システムグループ system@isij.or.jp
国際グループ international_affairs@isij.or.jp
編集グループ editol@isij.or.jp
編集グループ(刊行物) publid@isij.or.jp
育成グループ educact@isij.or.jp
学術企画グループ academic@isij.or.jp
技術企画グループ technica@isij.or.jp
支部
北海道支部
東北支部
北陸信越支部
東海支部
関西支部
中国四国支部
九州支部
健康優良企業ロゴマーク