計測・制御・システム工学部会シンポジウム(制御技術部会共催)
「これまでのAI技術総括、最新の進化計算アルゴリズムと強化学習事例」開催案内
(締切日:2021年10月15日)

近年のIoT/ICT技術や機械学習に代表されるAI技術などのめざましい進展の中、製鉄業にもこうした技術が取り入れられています。

本シンポジウムでは、これまでのAI技術総括、最新の進化計算アルゴリズムと強化学習事例と題して、改めてAI技術の歴史と現状を概観しAI技術を適用するためのコツについて考察、AI、機械学習の基盤技術である進化計算に関してブラックボックス最適化への最新応用事例、強化学習の実問題への適用の際に問題になる報酬設計問題を中心とした最新の研究成果に関して、各分野の専門家の先生方をお迎えしてのご講演の機会を設けることにいたしました。

今回のご講演を通して鉄鋼生産への展開可能性の検討など、皆様の業務の一助となれば幸いです。多くの皆様のご参加をお待ちしております。

1.主催
(一社)日本鉄鋼協会 学会部門 計測・制御・システム工学部会/生産技術部門 制御技術部会
2.日時
2021年11月18日(木)13:40~17:10
3.開催会場
長崎会場 ザ・ホテル長崎ベストウェスタン プレミアコレクション ザ・マーカススクエア長崎 プレミアホール
〒850-0045 長崎県長崎市宝町2-26
TEL:095-821-1111
URL:http://www.landowner.jp/hotel-nagasaki/
※今大会は長崎会場で開催する計画としておりますが、オンラインでの配信も検討しております。
また、コロナ感染拡大時には、完全オンライン開催となることがあります。
4.プログラム
13:40~13:45
システムフォーラム座長 ご挨拶
小野 功 (東京工業大学)
13:45~14:45
① AIとIAを使いこなすには
寺野隆雄 (千葉商科大学)
人工知能(AI)は、人々の知能を増幅させるIA(Intelligence Amplifier)機能をもつ。 数十年における3回の人工知能ブームにおいても、この両者のせめぎあいの中で、新しい理論・技術が開発されてきた。しかしながら、システムシステムの設計・開発・運用にあたっては、基本的な考え方にはあまり変化がないように感ずる。最近のブームが一段落しつつある現在、改めてAI技術の歴史と現状を概観する。そして、AIとIAを適用するためのコツについて考察する。
14:45~15:45
② 進化計算によるブラックボックス最適化
小野 功 (東京工業大学)
本講演では、進化計算とその応用について紹介する。進化計算は、有力なブラックボックス最適化手法の1つであり、連続/離散/多目的最適化を扱える柔軟な枠組みとして知られる。ブラックボックス最適化は、シミュレーションを伴う設計などに現れ、目的関数が陽に与えられないため、勾配を解析的に求めることができず、線形性や凸性などの仮定をおくことがでない困難な問題である。進化計算は、近年、新幹線のノーズ形状や航空機の翼の形状の設計などで成功をおさめている。
15:45~16:00
休憩
16:00~17:00
③ 「深層学習」と「強化学習」は使いよう
荒井幸代(千葉大学)
強化学習は、1990年代頃のボトルネック、すなわち、非現実的な実世界との試行錯誤の仮定、状態空間爆発などの課題を深層学習との組み合わせによって軽減することによって見直されてきた。しかし実問題は難攻不落、かつ、得られる解への信頼性や頑健性を担保する必要がある。近年の機械学習関連の国際会議も、これらの課題を扱う論文が増えている。本発表では、スカラー化が難しい報酬設計問題を中心に、多目的最適化、進化計算、制御理論の導入による解決の可能性を紹介する。
17:00~17:10
総合討論・クロージング
5.参加費
無料(資料配付なし)。
参加費
無料
6.参加申込
長崎会場でシンポジウムに参加される方は、事前にE-mailで氏名・会員番号(非会員の方は不要)・勤務先・所属・住所・電話番号・E-mailを明記の上、下記までお申し込み下さい。※オンラインでの配信が可能になった場合は、改めてオンライン参加申込を受け付けます。

※第165回制御技術部会大会に事業所単位で申し込まれた方は、こちらへは申込不要です。

7.申込期限
2021年10月15日(金)
申込・問合わせ先:
(一社)日本鉄鋼協会 学術企画グループ 高橋
TEL:03-3669-5932
E-Mail:takahashi@isij.or.jp