計測・制御・システム工学部会公開フォーラム
「計測セキュリティ技術」開催案内

鉄鋼業界においては近年のデジタルトランスフォーメーションの流れの中、多数のセンサが導入されてきています。これらのセンサはネットワークにつながれ工場の操業に活用されているため、外部から攻撃を受けやすくなるというセキュリティ上の脆弱さという側面があります。一般にセキュリティというとウイルス攻撃などのソフトウェア上の攻撃から守るという点がまず想起されますが、実は計測技術原理に則った物理的な手段を用いた攻撃などさまざまな攻撃手段から守る必要があるということがわかってきております。この度はこのようなセンサのセキュリティ技術の研究や活用において、第一線でご活躍されている先生方やメーカーの方をお招きし、セキュリティの分類やそれらに関して最新の防御技術、応用事例について解説していただきます。

主催:(一社)日本鉄鋼協会 学会部門 計測・制御・システム工学部会 計測フォーラム

日時:2024年1月19日(金)13:00~17:00

会場:鉄鋼会館7階 704会議室 〒103-0025 東京都中央区日本橋茅場町3-20-10

プログラム:

座長:藤垣元治(福井大学)
13:00-13:10 開会の挨拶とシンポジウム趣旨説明
藤垣元治(福井大学)
13:10-13:55 「計測セキュリティの課題と展望」
松本 勉(横浜国立大学)
フィジカル世界の事物とサイバー世界の事物(ディジタルツイン)のリンクが正しいことを前提とするシステムは、センサ等の計測システムが攻撃されてこのリンクが曖昧となった場合には、インテグリティの観点、可用性の観点、そして守秘性の観点から本来の機能を発揮できなく可能性があります。これが計測セキュリティの課題です。本講演では計測セキュリティに関するビジョンにつき考察します。
13:55-14:40 「アナログ信号に関するセンサセキュリティ・プライバシー」
飯島 涼(産業技術総合研究所)
本講演では、超音波や光、電気信号など、アナログ信号によって生じるセンサ周辺のセキュリティ脅威について概観し、その対策技術について議論します。生体センサを用いた認証技術の検証結果および、サイドチャネル攻撃等の動向について議論した後、生成AI等最新AI技術の進展とセンサセキュリティ研究の関連を述べます。
14:40-14:55 総合討論1
14:55-15:05 休憩
15:05-15:50 「車両センサセキュリティ ~センサ攻撃シミュレーターの開発~」
丹治雅道(三菱電機 株式会社)
弊社研究所では、自律的に運転制御を行う車両で用いられることの多い、レーダー・カメラ・LiDARの各センサを対象に、センサ攻撃を受けた際の影響を評価可能なセンサ攻撃シミュレーターを開発しました。本講演では、本シミュレーターを中心としたセンサセキュリティ研究の取り組みについて紹介します。
15:50-16:35 「暗号回路・センサ回路における物理攻撃の脅威と対策技術」
門田和樹(株式会社 セカフィー)
暗号回路・センサ回路は近年欠かせないものとなってきています。これらの回路は秘密情報の入手や、システムの機能停止を目的として電磁ノイズ等のアナログ媒体を悪用する物理攻撃に対して脆弱である可能性があります。本講演では物理攻撃の中でも主な攻撃とされるサイドチャネル攻撃とフォルトインジェクション攻撃の脅威と、脅威への対策技術を紹介します。
16:35-16:50 総合討論2

定員:約50名

参加費:無料

参加申込:公開フォーラムへ参加される方は、事前にE-mailで氏名・会員番号(非会員の方は不要)・勤務先・所属・住所・電話番号・E-mailを明記の上、下記までお申し込み下さい。
なお、定員内であれば申込受付の確認の連絡は致しませんのでご了承下さい。

申込期限:2024年1月17日(水)

申込・問合わせ先:

計測フォーラム企業幹事 JFEスチール株式会社 市川 拓人
Tel. 044-322-6234 E-Mail:ta-ichikawa@jfe-steel.co.jp