サステナブルシステム部会 「鉄鋼の高機能化・高耐食化を目指したグリーン表面処理技術の開発II」フォーラム シンポジウム開催案内

 持続可能で、省資源・省エネルギー社会の構築およびカーボンニュートラル実現において、金属材料、特に鉄鋼材料の高機能化、高耐食化は極めて重要な課題である。特に、材料と環境との界面となる”表面”に求められる特性は、単に耐食性などの環境特性のみではなく、塗装性、接着性、断熱性、電気的特性、反応場としての役割など、物理・化学的性質など様々である。今後はそれらの特性を、持続可能かつ環境負荷の少ない”グリーン”な技術で実現することが必須となる。本フォーラムは、金属、無機、有機、またそれらのハイブリッドで、グリーン表面創成および表面処理技術の開発を目指し、議論、研究推進の場を形成するために活動している。
 今回のシンポジウムでは、鉄鋼およびその他金属材料の高機能,高耐食化に資するこれまでの研究成果について情報交換、技術討論を行う。

日時: 2025年3月10日(月) 9:00-12:00
場所: 東京都立大学 南大沢キャンパス
1号館1階109教室(第189回春季講演大会 会場4)
〒192-0397 東京都八王子市南大沢1-1
京王相模原線「南大沢」駅 改札口徒歩5~10分
資料: 当日配布
参加費: 無料
申込方法:

完全事前登録制

【シンポジウムのみに参加される方】

講演大会当日、大会受付にてお申込みください。(今回からWEB申込は不要です)

【講演大会に参加される方】

別途、参加登録が必要です。講演大会参加方法 ご確認いただき、期間内にお申込みください。

プログラム:

9:00-9:05 開会の挨拶
「鉄鋼の高機能化・高耐食化を目指したグリーン表面処理技術の開発」フォーラム座長
東京工業大学 多田英司
座長 東京工業大学 多田英司
9:05-9:35 基調講演「表面処理薄鋼板の開発変遷 ~防錆性能から多機能化へ~」
JFEスチール 水野大輔
9:35-9:55 「3Dインピーダンス法による接着剤被覆Al合⾦の溶解進展挙動の評価」
名古屋工業大学 星 芳直、倉本佑吏
9:55-10:15 「陽極酸化を用いた着色亜鉛表面の創成」
物質・材料研究機構 土井康太郎、上田佳奈、廣本祥子
10:15-10:35 「亜鉛メッキ鋼板の腐食生成物の構造と防食性に及ぼすカチオンの影響」
1 大阪大学、2 京都マテリアルズ、3 鈴鹿工業高等専門学校
土谷博昭1、岩崎 陽1、和氣家翔太1、山下正人1,2、藤本慎司1,3
10:35-10:50 休憩
座長 物質・材料研究機構 土井康太郎
10:50-11:20 基調講演「コンクリート中のめっき鋼材の耐食性と鋼材腐食に関する性能照査方法」
鹿児島大学 審良善和、日本溶融亜鉛鍍金協会 菊川美仁
11:20-11:40 「電気化学インピーダンス法を用いた土壌中における炭素鋼の腐食モニタリング」
東京科学大学 大井 梓、多田英司
11:40-12:00 「亜鉛の化成処理による防食性の電気化学的評価」
東京科学大学 Maralmaa Byambaa、小鯖 匠、大井 梓、多田英司
問合せ先:

東京科学大学 多田英司
E-Mail:tada.e.6703@m.isct.ac.jp