2023年春季(第185回)

第185回予告セッションテーマ

ここにおける提案者は、講演大会において当該セッションの座長および副座長に指名されますので、ご了承ください。

1. 高温プロセス分野
「コークス技術者若手セッション」(申込コード:1900)
提案者:山口幸一(日本製鉄)
コークス製造技術、研究成果のトピックスを紹介し、企業および研究の若手技術者の技術交流と研鑚を目的とする。
2.高温プロセス分野
「凝固における偏析および欠陥の評価」(申込コード:1910)
提案者:及川勝成(東北大)、鈴木茂(日本製鋼)、斧田博之(神鋼)
鋳造凝固プロセスで生成するミクロ偏析、マクロ偏析、あるいは割れ、介在物などの鋳造欠陥は、鋳物品質に大きな影響を及ぼす。このような凝固現象を高度に制御するには、これらの鋳造欠陥の生成機構を様々な時間的・空間的スケールで評価し、深い理解をする必要がある。そこで本予告セッションでは、実験、熱力学的モデリング、数値シミュレーション、データサイエンス的手法等を用いて凝固現象を観測・予測・解析した研究成果についての発表を幅広く募集し、今後の発展につながる議論の場としたい。
3. サステナブルシステム分野
「カーボンニュートラルの実現に向けた新たなH2製造・利用技術とCO2分離・回収技術」(申込コード:8600)
提案者:小西宏和(阪大)、坪内直人(北大)
鉄鋼プロセスにおいてカーボンニュートラル、自然エネルギーの積極的利用、資源リサイクルといった持続可能な開発目標(SDGs)を意識した新しいプロセスの開発が期待されている。そこで、今後、製鉄所内でも特に必要となってくる新たなH2製造・利用技術とCO2分離・回収技術を幅広く検討し、2050年のカーボンニュートラルの実現に向けた議論を深める。
4. 創形創質工学分野
「高品質・高機能棒線の製造技術」(申込コード:5940)
提案者:小森和武(大同大)、山下浩司(神鋼)
自動車や機械などに使われる棒線材の品質や機能への要求は年々厳しくなっている。本セッションでは棒線材における、機械的性質、表面性状、寸法精度の向上技術、材質予測技術あるいは新製造技術に関する討論を行い、今後の技術動向を探る。
5. 評価・分析・解析分野
「鉄鋼材料の最先端分析・評価技術」(申込コード:2330)
提案者:出口祥啓(徳島大)、大竹淑恵(理研)
鉄鋼材料およびプロセス開発に寄与する分析・評価技術に関する近年の技術動向とそれによる新知見に関する討議を行う。