2026年春季(第192回)

第192回予告セッションテーマ

ここにおける提案者は、講演大会において当該セッションの座長および副座長に指名されますので、ご了承ください。

1. 高温プロセス分野
「コークス技術者若手セッション」(申込コード:1900)
提案者:菅野有博(日本製鉄)
コークス分野の企業および研究の若手技術者の技術交流と研鑚を目的として若手技術者によるコークス製造技術、研究成果のトピックスの報告を行う。
2. 高温プロセス分野
「製銑技術者若手セッション」(申込コード:1910)
提案者:新田和明(神鋼)
高炉、焼結など製銑工程における製造技術、研究成果について若手技術者が忌憚なく発表、討議できる場を設け、若手技術者のレベル向上ならびに技術交流を図る。
3. 高温プロセス分野
「ノーベルプロセシングフォーラム予告セッション」(申込コード:1920)
提案者:樫村京一郎(中部大)
ノーベルプロセシングフォーラムの予告セッションを開催する。鉄鋼製造プロセスに関連した、新奇な材料プロセスを提案・研究することを目的として、インプロセステクノロジー、電磁波エネルギープロセッシング、材料ソノプロセッシングなどの研究活動の告知・予告を実施する。
4. 高温プロセス分野
「多面的アプローチによる凝固現象の定量化ⅤIII」(申込コード:1930)
提案者:森下浩平(九大)、宮原広郁(九大)、斎藤洋一(日本冶金)、渡邉浩太(日本製鉄)
鋳造・凝固プロセスにおける凝固組織および鋳造欠陥の形成には、流動、伝熱、溶質拡散、キャピラリー効果など、時空スケールが異なる複数の現象が織り成すマルチスケール・マルチフィジックスの非平衡・非線形ダイナミックスが関与する。その理解と制御には、それぞれのスケールと物理に応じた実験科学、理論科学、計算科学、そしてデータ科学のアプローチの発展と活用、そしてそれらの連携が必須である。本予告セッションでは、「ミクロ・マクロ分析」、「その場観察・計測」、「計算状態図」、「モデリング・シミュレーション」、「データ科学・機械学習・AI」などを用いた凝固に関わる最新の研究について議論し、本分野のさらなる発展の方向性を探りたい。
5. 高温プロセス分野
「鋼中二次介在物生成に関する研究最前線」(申込コード:1940)
提案者:吉川健(阪大)、松浦宏行(東大)
鋼材特性の制御が今後さらに高度化・厳格化する中で、凝固偏析により生じる二次介在物の組成・形状・量および分散状態の精密制御は、鋼材の機械特性を一層向上させるうえで重要な課題である。そのため、凝固偏析を考慮した介在物生成挙動の予測手法の確立が求められているが、とりわけ偏析場における介在物の核生成現象については、いまだ十分な理解が得られているとは言えない。
本セッションでは、凝固偏析場における介在物生成・制御に関わる新しい研究や技術について、実験的研究、理論・数値解析、モデリング、プロセス制御などを含め、基礎的研究から実操業に関わる技術まで幅広く対象とする。関連分野からの幅広い発表と活発な議論を期待する。
6. サステナブルシステム分野
「鉄鋼産業の環境負荷低減に資する次世代グリーン技術の潮流」(申込コード:8600)
提案者:丸岡大佑(八戸高専)、能村貴宏(北大)、関一郎(津山高専)
鉄鋼業のカーボンニュートラル達成には従来の製鉄手法を背景にした科学技術に加えて、排熱回収や原燃料の高度利用といった複合的な技術開発が重要である。本セッションでは、カーボンニュートラル製鉄やゼロカーボンスチールに資する基礎・応用技術をはじめとして、排熱・アンモニア利用やCCUS、操業最適化を支援するデジタル技術など、次世代グリーン技術の最新成果や今後の展開について議論する。
7. 創形創質工学分野
「快削化のための制御技術-18」(申込コード:5940)
提案者:岡田将人(福井大)
鉄鋼材料の快削性を引き出す為の被削材の組織制御における基礎検討や、最新の加工技術も踏まえた課題について議論する。
8. 創形創質工学分野
「プロセストライボロジーの基盤研究 III」(申込コード:5950)
提案者:宇都宮裕(阪大)、馬場渉(JFE)、稲垣訓(大同化学)
鉄鋼製品の高強度化と表面品質に対する要求はますます厳しくなり、摩擦低減と操業の安定化や効率化を両立しながら高付加価値製品を製造することが求められている。一次加工である圧延や押出しに加えて、鍛造、引抜き、板材成形などの二次加工、せん断、切削、研削などの三次加工を対象として、潤滑や摩擦に関する基礎研究や、新たな実験・解析手法の提案、各プロセスにおける新たな潤滑技術の適用などを発表いただき、今後の技術動向を展望する。
9. 創形創質工学分野
「塑性加工におけるモデリングと諸現象の解明」(申込コード:5960)
提案者:早川邦夫(静岡大)
塑性加工においては、材料の弾塑性変形を始め、摩擦、熱移動、組織変化、破壊など、様々な物理現象が複合して生じている。これらの現象を正確に把握し、またモデル化することが、正確な加工の予測や加工全体で生じる事象の解明には必要である。本セッションではそのような塑性加工に関連する諸現象のモデル化やそれらを用いたシミュレーション等の最新の研究について発表いただき、議論を深めたい。
10. 創形創質工学分野
「溶接部の信頼性評価-8」(申込コード:5970)
提案者:寺崎秀紀(熊本大)
プロセス、冶金、機械的性質の相関を接合工学を通して最適化する場となることを目指している。3D金属プリンティングも接合の範疇として募集する。
11. 創形創質工学分野
「鉄鋼プロセスにおける水冷却技術と酸化挙動」(申込コード:5980)
提案者:河野正道(九大)
鉄鋼プロセスの水冷却技術は、昨今の鋼材材質の高度化に伴い、その重要性を一層増している。特に、水冷却過程における熱履歴の制御は、材質のみならず表面状態にも大きな影響を及ぼし、酸化挙動や酸化皮膜の形成とも密接に関係している。
本セッションでは、水冷却条件下での酸化現象やスケール形成に関する知見についても共有し、プロセス理解の深化を図る。さらに、企業および大学の研究者・技術者を問わず、多様な視点からの報告や課題提起を歓迎し、水冷却技術を中心としつつ、酸化挙動も含めた総合的な理解と今後の展開について活発な議論を行う場としたい。
12. 材料の組織と特性分野
「熱延技術者若手セッション」(申込コード:7800)
提案者:片山いつか(日本製鉄)
熱延工程における技術開発・操業改善成果について若手技術者による発表機会を創出し、分野横断的な交流と相相互研鑽も目的として開催する。若手の視点や開発への取組姿勢を共有することで今後の熱延技術発展に寄与する場となることを期待する。
13. 材料の組織と特性分野
「冷延技術者若手セッション」(申込コード:7810)
提案者:木村知史(神鋼)
冷延工程(含む酸洗・冷延・焼鈍・清浄工程)における製造技術、操業改善成果について若手技術者による発表の場を設け、各企業、大学の研究者との討議を通して技術レベルの向上と自己研鑽を図ることを目的とする。
14. 材料の組織と特性分野
「表面処理技術者若手セッション」(申込コード:7820)
提案者:鐘ヶ江顕(JFE鋼板)
表面処理鋼板の製造現場における技術開発・改善事例の報告を通じ、実機現象の学術的解明に向けた産学討議を行う。若手技術者が専門家との対話を通じて理論的背景を深く理解することで、技術力の底上げと業務成果の最大化を図る。現場の知見と学界の知見を融合させ、鉄鋼技術の持続的な発展に寄与するものである。