サステナブルシステム部会
「インフラ劣化診断のためのデータサイエンス」研究会/共催「高経年化した鋼構造物の維持管理」フォーラム

「インフラ劣化診断のためのデータサイエンスシンポジウム(II)」開催案内

我が国のインフラ構造物の高経年化対策には効率的な維持管理が重要ですが、人口減少や専門家不足などその体制が不十分であるため、客観的かつ定量的で低コストの劣化診断・評価技術が求められています。サステナブルシステム部会では2021年に「インフラ劣化診断のためのデータサイエンス」研究会を設立し、腐食劣化状態の多面的な評価・解析からデータ科学による腐食劣化診断技術を検討する活動を開始しました。本シンポジウムではこれまでの進捗内容について報告いたします。なお、本シンポジウムは同部会の「高経年化した鋼構造物の維持管理」フォーラムとの共催で開催いたします。多数の方々のご参加をお待ちしております。

1.日時
2022年3月16日(水)13:00~17:00
2.場所
オンラインWEB会議(第183回春季講演大会併催)
3.プログラム
13:00~13:10
開会挨拶
研究会主査 片山英樹(NIMS)

司会:坂入正敏(北大)

13:10~13:30
炭素鋼大気腐食初期過程の光学顕微鏡観察と機械学習
伏見公志、辻 湧貴(北大)
13:30~13:50
乾湿繰り返し環境におけるSM490A鋼の腐食形態の評価
菅原 優(東北大)
13:50~14:10
鉄系腐食生成物のハイパースペクトル解析
片山英樹(NIMS)、小林 遼、明石孝也(法政大)

司会:菅原 優(東北大)

14:10~14:30
電位測定によるさび付き鋼板の大気腐食過程の検討
多田英司、大井 梓(東工大)
14:30~14:50
各種乾湿繰り返し試験で鋼表面に生成したさびの構造と電気化学特性
土谷博昭、藤本慎司(阪大)
14:50~15:10
3Dインピーダンス法による鋼材表面に形成したさび層の安定性評価
星 芳直、秋元佑作(名工大)
15:10~15:20
休憩

司会:多田英司(東工大)

15:20~15:40
腐食によるインフラ劣化診断のための画像データの構築
坂入正敏、石井碩生(北大)
15:40~16:00
実環境下での腐食促進試験の腐食重量減とさび組成の関係
押川 渡、児玉晃太郎、藤橋健太(琉球大)
16:00~16:20
NaCl水溶液中での乾湿繰り返し試験における純鉄の腐食機構とその外観評価
千葉 誠、河野 姫、鈴木幸四郎、野村耕作、兵野 篤、宜保達哉、高橋英明(旭川工専)
16:20~16:40
表面画像からの腐食判別手法に関する考察
五十嵐誉廣、大谷恭平、青山高士、加藤千明(JAEA)
16:40~17:00
総合討論および閉会の挨拶
研究会主査:片山英樹(NIMS)
4.参加費
無料
5.申し込み
完全事前登録制
1) 講演大会にも参加する方
(講演大会概要集「材料とプロセス」を年間予約した方、あるいは都度予約または後期(当日)参加申込みをする方)
  • シンポジウムへの参加登録手続きは不要です。
  • 講演大会ポータルサイト(3月2日公開予定)のタイムテーブルから、各ミーティングへ入室できます。
    講演大会ポータルサイトへのアクセスに必要なID、パスワードは、3月1日以降事務局から電子メールでご連絡します。
2)シンポジウムのみに参加する方
  • シンポジウム参加申込ページより参加登録を行って下さい。
    (申込期限:3月17日(木)15:00)
  • シンポジウム会場へのオンライン接続に必要な情報は、3月上旬に事務局より電子メールでご連絡します。
6.資料
上記1)または2)で参加登録された方には、ダウンロード先をご案内します。
問合わせ先:
物質・材料研究機構 構造材料研究拠点 片山 英樹
TEL:029-859-2541 E-Mail:KATAYAMA.Hideki@nims.go.jp