材料の組織と特性部会
「ステンレス鋼のミクロ組織と耐食性」自主フォーラム シンポジウム開催案内

ステンレス鋼は各種環境中で優れた耐食性、耐久性を有する。近年、新しい解析手段・手法が開発され、従来の調査で明確となっていない微視領域における組織因子や腐食現象の解析が可能となったことで、腐食現象のメカニズムが見直されつつある。本自主フォーラムでは、鋼種により多様な組織を呈するステンレス鋼のミクロ組織に着目し、近年用いられるようになった解析手法を活用して、各種環境・鋼種において耐食性に関与する組織因子について、実験および計算等により把握する研究を進めている。
今回のシンポジウムでは、ミクロ組織の腐食現象への関与に焦点を当てて、これまでの成果と新しい知見を紹介する。大学や企業の垣根を越えた情報交換、技術討論を期待したい。

1.日時
2023年3月9日(木)9:00~11:45
2.場所
東京大学 駒場Iキャンパス(第185回春季講演大会併催、第10会場)
3.プログラム
9:00~9:05
開会の挨拶
「ステンレス鋼のミクロ組織と耐食性」自主フォーラム座長
東北大学 武藤 泉

セッション1 座長 大同特殊鋼(株) 小柳 禎彦

9:05~9:25
二相ステンレス鋼の耐孔食性
日本冶金工業(株) 武井 隆幸
9:25~9:45
Niろう材の耐食性に及ぼす素材の影響
日鉄ステンレス(株) 田井 善一
9:45~10:05
Type304オーステナイト系ステンレス鋼の耐孔食性に及ぼす介在物の影響の定量的評価
JFEスチール(株) 江口 健一郎
10:05~10:15
休憩

セッション2 座長 日本冶金工業(株) 平田 茂

10:15~10:35
オーステナイト系ステンレス鋼の発錆性に及ぼす湿式砥石切断の影響
愛知製鋼(株) 渡邊 憲郷
10:35~10:55
湿度を含む塩化水素ガス中の腐食挙動に及ぼす表面改質の影響
大同特殊鋼(株) 清 尚暉
10:55~11:35
基調講演
放電プラズマ焼結とマイクロ電気化学計測を利用するステンレス鋼の硫化物系介在物の耐孔食性解析
東北大学 大学院工学研究科 西本 昌史、武藤 泉
11:35~11:45
総合討論
4.資料
講演大会サイトよりダウンロードできます。
5.参加費
無料
6.申込方法
完全事前登録制
【講演大会に参加される方】
(講演大会概要集「材料とプロセス」を年間予約された方、あるいは前期または後期申込、非会員申込をされた方)
→シンポジウムへの参加登録手続きは不要です。

【シンポジウムのみに参加される方】
併催イベント参加申込ページより参加登録を行って下さい。

問い合わせ先:
JFEスチール(株) スチール研究所 ステンレス鋼・鉄粉研究部 杉原 玲子
E-Mail:r-sugihara@jfe-steel.co.jp