高温プロセス部会 シンポジウム
「資源拡大・省CO2対応コークス製造技術」研究会最終報告会
「炭素資源拡大・省CO2をめざしたコークス製造技術」開催案内

製銑プロセスは膨大なエネルギーを必要とするプロセスであり、CO2削減が地球規模の課題となっている今日、製銑プロセスの果たす役割は重要である。コークス製造に関連してCO2を削減するためには、高炉での低還元材比操業等の低CO2負荷操業を支える高品質な(粉発生の少ない強度の高い)コークスを製造すること、並びにコークス製造におけるエネルギー消費を低減することが望まれている。本研究会では、前研究会である「新規コークス製造プロセス要素技術研究会」の技術を活用し、劣質炭を使用したコークス製造技術の浸透を前提に、将来の大幅なCO2削減につながるためのシーズ技術の探索・開発をめざした基礎・基盤研究を進めてきた。
本シンポジウムでは、研究会メンバーによる研究開発の成果を報告し、その内容について討議する。また、研究会の最終報告会も兼ねているため、本研究会成果の今後の活用の⽅向性に関する議論も含め、参加者による活発な議論を期待する。

1.日時:
2023年3月9日(木)10:00~17:00
2.会場:
東京大学駒場Ⅰキャンパス(第185回春季講演大会 第3会場)(予定)
3.プログラム:

座長:鷹觜利公(産総研)、副座長:上坊和弥(日本製鉄)、松井貴(JFE)

10:00~10:10
研究会の紹介
鷹觜利公(産総研)
10:10~10:50
共炭化処理改質技術
蘆田隆一(京大)
10:50~11:30
溶剤改質処理技術
シャーマ アトゥル(産総研)
11:30~12:10
石炭熱分解時の水素転換反応機構と含酸素官能基分解機構
則永行庸(名大)
13:10~13:50
バイオマス・低品位炭混合物からの成型コークス製造
林潤一郎(九大)
13:50~14:30
リグニンの高性能粘結材としての利用可能性
野中寛(三重大)
14:40~15:20
新規乾留制御技術
坪内直人(北大)
15:20~16:00
高圧乾留機構
森本正人(産総研)
16:00~16:40
新規成型物乾留時の膨張・収縮機構
青木秀之(東北大)
16:40~17:00
総合討議

4.参加費:無料

5.申込方法:
完全事前登録制
【講演大会に参加される方】
(講演大会概要集「材料とプロセス」を年間予約された方、あるいは前期または後期申込、非会員申込をされた方)
→シンポジウムへの参加登録手続きは不要です。

【シンポジウムのみに参加される方】
併催イベント参加申込ページより参加登録を行って下さい。

問い合わせ先:
国立研究開発法人 産業技術総合研究所 臨海副都心センター 所長代理 鷹觜利公
Tel. 029-861-8038
E-Mail:toshi-takanohashi@aist.go.jp