創形創質工学部会 第56回トライボロジーフォーラム研究会
「潤滑油の挙動に及ぼす添加剤の影響」開催案内

 潤滑油には、潤滑性能向上を目的に油性剤、極圧剤等が添加されています。そのうち、極圧剤は、使用目的に応じて塩素系、硫黄系、リン系のものが用いられてきましたが、近年、塩素系極圧剤の環境への影響が問題視されるようになり、硫黄系やリン系への転換が進められつつあります。しかしながら、塩素系極圧剤と比較すると硫黄系やリン系極圧剤は潤滑特性が悪いことから性能向上が求められており、様々な添加剤が検討されています。そこで、本研究会では、潤滑油の挙動に及ぼす添加剤の影響について意見交換したいと考えております。多数のご参加をお待ちしております。

日時: 2024年6月27日(木)13:00~16:45
場所: 機械振興会館 B3-6号室
〒105-0011 東京都港区芝公園3-5-8 地図
TEL: 03-3434-8216(代表)
申込方法: 参加者の氏名(日本鉄鋼協会会員番号)、所属、連絡先をe-mailで下記にご連絡ください。
定員30名を予定しており、ご応募多数の場合、先着順とさせて頂きます。
申込期限: 2024年6月13日(木)
参加費: 無料

プログラム:

13:00-13:05 開会の挨拶
トライボロジーF 主査 宇都宮 裕(大阪大学)
13:05-14:05 基調講演「吸着系添加剤によって形成される境界潤滑層の構造と摩擦低減メカニズム」
平山 朋子(京都大学)
14:05-14:40 「原子間力顕微鏡を用いたトライボフィルムの生成過程その場観察」
佐藤 魁星(東京理科大学)
14:40-15:15 「非鉄金属上のZDDPトライボフィルム」
上田 真央(シェルルブリカンツジャパン)
15:15-15:30 休憩
15:30-16:05 「機械の省エネ・耐久性向上のための摩擦なじみ過程の制御と材料開発への応用」
小池 亮(トヨタ自動車東日本)
16:05-16:40 「金属加工における油性剤の吸着挙動に対する基油組成の影響」
柴田 潤一(ENEOS)
16:40-16:45 閉会の挨拶
トライボロジーF 主査 宇都宮 裕(大阪大学)
申込・問合わせ:

JFEスチール(株) スチール研究所 馬場 渉
Tel:084-945-4154 Fax:084-945-3840
E-mail:w-baba@jfe-steel.co.jp