材料の組織と特性部会「耐熱鋼・耐熱合金における従来・新規問題の把握」フォーラム
シンポジウム 開催案内
耐熱鋼・耐熱合金は、高温化・長寿命化に向けた長年の研究・開発の成果により、火力発電等の熱機関の高効率化・低炭素化にこれまで貢献してきた。一方、最近では、2050年脱炭素化に向けた世界的な動きを受け、水素・アンモニア等の新たな燃料環境における耐熱材料の耐久性や変動性再生可能エネルギーの出力調整のための火力発電の高負荷変動運用における耐熱部材の信頼性等の新たな懸念が生じている。このような背景のもと、当フォーラムでは、耐熱材料の従来課題の議論に加え、2050年脱炭素化に向けて取り組むべき課題(クリープ疲労・経年劣化及び高温水素環境下での材質劣化)の調査・議論を目的とした活動を行っている。本シンポジウムでは、耐熱金属材料における従来・新規課題に関する講演を組み、議論の場を提供する。
日時: | 2025年9月17日(水)14:00~16:30 |
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場所: | 北海道大学 札幌キャンパス 高等教育推進機構 3階 E305(第190回秋季講演大会 会場11) 〒060-0808 北海道札幌市北区北8条西5丁目 地図・交通アクセス |
資料: | 配布資料なし |
参加費: | 無料 |
申込方法: |
当日申込 【シンポジウムのみに参加される方】 講演大会当日、大会受付にてお申込みください。(今回からWEB申込は不要です) 【講演大会に参加される方】 別途、参加登録が必要です。講演大会参加方法 をご確認いただき、期間内にお申込みください。 |
プログラム:
14:00-14:10 | 趣旨説明 小林 覚(東京科学大学) |
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14:10-14:45 | 「水素/酸素二相雰囲気下におけるNiの高温酸化」 河村憲一、橋本孝慈、肥沼祐大、井上総一郎、難波健、屋久大輔(東京科学大学) |
14:45-15:20 | 「レーザー粉末床溶融結合法により作製した改良9Cr-1Mo鋼のミクロ組織とクリープ特性」 畠山友孝、澤田浩太、草野正大、渡邊誠(物質・材料研究機構) |
15:20-15:30 | 休憩 |
15:30-16:00 | 「耐熱鋼の寿命予測に対する機械学習適用の試み」 関戸信彰(東北大学) |
16:00-16:30 | 「Gr.91鋼のクリープに及ぼす応力負荷変動の影響」 小林 覚(東京科学大学)、張 聖徳(電力中央研究所) |
問合せ先:
東京科学大学 小林 覚
E-Mail:kobayashi.s.be@m.titech.ac.jp