材料の組織と特性部会 研究会I
「局所塑性に由来する損傷発達および破壊」最終報告会シンポジウム 開催案内
(残留オーステナイトを含む複合組織鋼の微視的・巨視的変形挙動フォーラム共催)
本研究会は2023年度に発足し、延性破壊の他、遅れ(水素脆性)破壊や疲労破壊などの塑性を伴う破壊の問題に計算と実験の両面から取り組んできた。「き裂発生基礎Gr.」「き裂進展基礎Gr.」「マルテンサイト鋼Gr.」「複相鋼Gr.」の四グループで構成され、各グループに計算と実験の柱をたてつつ、定量的測定に基づくメカニズム解明および定量的特性予測を目指して研究を推し進めてきた。より具体的には、最新の実験・計算技術に基づく転位運動とき裂の相互作用の理解に端を発し、材料研究者と機械工学研究者がスクラムを組むことで、塑性由来の破壊現象を考慮した機械構造設計と材料開発の両方に資するき裂発生および進展の評価指標および学理を構築してきた。本シンポジウムでは、本研究会における3年間の活動成果の一部を紹介、議論するだけでなく、それら成果から期待される鉄鋼材料の破壊に関連する構造設計および材料設計の将来像を聴講者の方々と議論、共有したい。
| 日時: | 2026年3月12日(木) 9:00~17:30 |
|---|---|
| 場所: | 千葉工業大学 新習志野キャンパス 8号館2階8208講義室 (第191回春季講演大会 会場8) 〒275-0023 千葉県習志野市芝園2-1-1 JR京葉線「新習志野」駅 南口改札から徒歩約6分 |
| 資料: | 2月26日に公開される講演大会ポータルサイトからダウンロードできます。 |
| 参加費: | 無料 |
プログラム:
| き裂発生と進展の基礎 | |
| 9:00-9:30 | 冒頭挨拶+「高窒素鋼のき裂進展とその前線におけるき裂発生」 小山元道(東北大) |
|---|---|
| 9:30-10:00 | 「高窒素オーステナイト鋼の転位プラナリティと加工硬化挙動の関係」 増村拓朗(九大) |
| 10:00-10:30 | 「パーライト組織におけるき裂の分子動力学解析」 下川智嗣(金沢大) |
| 10:30-11:00 | 「き裂発生と進展の基礎となる空孔形成と密度分布の結晶塑性解析」 奥山彫夢(北見工大) |
| 11:00-11:30 | 「フェライト組織における微小疲労き裂進展のマイクロ力学試験」 峯洋二(熊本大) |
| 11:30-12:00 | 「き裂先端方位と力学場に基づく微小疲労き裂進展解析」 柴沼一樹(東大) |
| マルテンサイト鋼における変形と破壊 | |
| 14:00-14:30 | 「マルテンサイト鋼における水素脆性破壊とその抑制指針」 柴田曉伸(NIMS) |
|---|---|
| 14:30-15:00 | 「マイクロ試験によるマルテンサイト鋼の変形解析」 植木翔平(九大) |
| 15:00-15:30 | 「メゾスケール試験片によるマルテンサイト鋼の変形・破壊挙動の解析」 千葉隆弘(日本製鉄) |
| 複相鋼における変形と破壊 | |
| 15:40-16:10 | 「FEM/観察像同化によるDP鋼組織のイメージベース逆変形解析」 松野崇(鳥取大) |
|---|---|
| 16:10-16:40 | 「結晶塑性有限要素法解析に基づく損傷発達解析」 白岩隆行(東大) |
| 16:40-17:15 | 「複相鋼における損傷発達の構成組織依存性+次期フォーラムへの展開」 北條智彦(東北学院大) |
| 17:15-17:30 | 総合討論 |
問合せ先:
東北大学 小山元道
E-Mail:motomichi.koyama.c5@tohoku.ac.jp

