鉄鋼協会研究プロジェクト 成果報告会
「粒界工学手法による汎用鋼の高機能鋼化」シンポジウムIII 開催案内

 現在、粒界工学の応用は、オーステナイト鋼など積層欠陥エネルギーの低い材料に限られている。本研究プロジェクトでは、オーステナイト系以外の鉄鋼材料に対する粒界制御の指導原理および具体的な制御方法の確立を目指し、広範な鋼種への粒界工学手法の適用を追求してきた。あわせて、粒界制御された鉄鋼材料の実用化に向けた課題の解決を図るとともに、さらに、粒界工学の学術基盤を強化するために、方位制御された双結晶試料を用い、最新の実験手法および理論的解析により粒界が関わる諸現象の理解の深化を図ることにも取り組んできた。
 本プロジェクトでは、3年間にわたる本プロジェクトの最終年度終了にあたり、プロジェクトメンバーによる研究成果を報告するとともに、今後の展望について議論する。

日時: 2026年3月13日(金) 9:00~16:00
場所: 千葉工業大学 新習志野キャンパス 8号館1階8105講義室
(第191回春季講演大会 会場11)
〒275-0023 千葉県習志野市芝園2-1-1
JR京葉線「新習志野」駅 南口改札から徒歩約6分
資料: 2月26日に公開される講演大会ポータルサイトからダウンロードできます。
参加費: 無料

プログラム:

9:00-9:10 プロジェクト概要説明
連川貞弘(熊本大)
9:10-9:35 「転位ー粒界の力学的相互作用の実験的解析」
大村孝仁(NIMS)
9:35-10:00 「三次元電子顕微鏡法による鉄基合金の粒界近傍転位組織解析」
波多聰(九大)
10:00-10:25 「原子スケール計算と数理モデルに基づくBCC-Fe粒界での変形機構解析」
譯田真人(NIMS)
10:40-11:05 「粒界における転位反応の幾何解析」
井誠一郎(NIMS)
11:05-11:30 「TEMその場観察法を用いた粒界力学現象の観察」
近藤隼(東北大)
11:30-11:55 「フェライト鋼における低温脆化と粒界強度の関係」
田中將己(九大)
13:30-13:55 「α鉄双結晶を用いた粒界物性評価」
連川貞弘・山室賢輝(熊本大)、井誠一郎(NIMS)
13:55-14:20 「SUH409Lフェライト系耐熱鋼への粒界工学手法の適用と機械的性質向上」
小林重昭・大賀舜介・小堀大樹(足利大)、連川貞弘(熊本大)
14:35-15:00 「粒界制御材の延性破壊特性評価」
浦中祥平・川畑友弥(東大)
15:00-15:25 「SUH409L粒界制御材の溶接熱影響部の組織変化」
山下正太郎・平田弘征・才田一幸(阪大)
15:25-16:00 総合討論
問合せ先:

熊本大学 大学院先端科学研究部 連川貞弘(プロジェクト主査)
E-Mail:turekawa@kumamoto-u.ac.jp